『旅立ち』 ☆第四話☆


ダンジョンのまわりの壁はゴツゴツした岩と
所々に光る鉱石が主のようだ
道はそう悪くも無い 高さは充分にあり横幅もかなり広い

地下2階まではなんともなかったのだが
  地下3階になると急に暗闇が多くなった気がした
その時だった いきなりモンスターが飛びかかってきた
『ガルルルルゥゥゥゥ!!』
『うおっ!? いきなりとは・・・だが動きの鈍いモンスターだな』
狂犬のような容貌で口が異様に大きいモンスターだが
それほど早くもないし強くもない・・・
かるくモンスターの首を切り払う・・・が、
『ウガガァガァ・・・ゴギャアァ・・・ジュルルゥゥ・・・』
『なんて数のモンスターだ・・・いくらでもでてくるのか・・・』
次から次へとウジャウジャ涌いてでてくるように どんどん現われる
すべて切り払い進んで行くが
このモンスターの数・・・・・ふつうではありえない

(やはりココには何かある・・・・
負の力のようなものがたちこめているようだ)
数分間やりあっているが・・・モンスターは減っていく様子がない
切り払っても切り払ってもモンスターは怯えることなく向かってくる

(本来 知能あるモンスターなら、ある程度切り払えば
ほとんどが逃げて行くもんだが こいつら知能が低いのか・・・?
  いや違う こいつらモンスターの目は何かに怯えている!?
まるで想像を絶する恐怖を拭い去ろうとするように
必死に向かってきているような・・・だが死よりも怖いものなのか?)
オレはさらに奥に進んでいった・・・



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