『旅立ち』 ☆第三話☆


目の前に現われた男は2メートルはあるであろう大男で
どでかい剣が手に握られている・・・・
そして重そうな甲冑に身につけていた
『おい!ココのルールでな 新入りは金を
オレに渡す事になってるんだ!さっさと有り金全部よこしな!
もしわたさねえなら ぶった切るぞ!!』
『悪いな、金はほとんどない あったとしてもお前にわたさないがな』
『チッ!なめやがって死ね! 金を渡さなかったことを
地獄で後悔するんだな!若造がっ!!』
そういって剣を振り下ろしてきた・・・こちらも剣で受けとめる!
しかし、以外に重い一撃だったので、剣をしならせ攻撃を受け流しつつ
一歩飛び引くが、相手はさらにもう一撃加えようとなぎ払ってくる
全ての攻撃を受け流し、相手の動きを見る・・・
(こいつ・・・以外に防御は手薄で簡単に
切り込めそうだが一撃一撃が重いため
このままでは上手くふところにもぐりこめないな)
『ちょっと本気をだすかな・・・』
『ふんっ!強がりを言うな・・・防戦一方だというのに何ができる?』
『・・・ちゃんと見た方がいいオレは片手で
すべて受け流しているんだからな・・・気づいていなかったのか?』
『なにっ!?』
剣を両手で持ち、攻撃を受け流すと
同時にこんしんの力をこめて相手の剣をはじいた
それと同時に相手の首元に剣先を向ける・・・
『まだ、やるかい?』
弾かれた剣は大空をグルグルまわりながら
数メートル先に落ち 鈍い音とともに地面に突き刺さった
『ちっ、まさかこんなに強いとはな・・・オレの負けだ』
大男は戦意を喪失し弾き飛ばされた剣を拾い
そして トボトボと歩いてどこかに行ってしまった

(この辺の奴らは こんな奴らばかりなのか・・?)
野次馬が集まってきていたが オレは何事もなかったように
その場を離れダンジョン前まで辿り着いた
(ついに・・・ダンジョンに入るんだな
・・・モンスターや剣士が ウジャウジャいそうだぜ)
ジュドーはゆっくりとダンジョンに入っていった



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