『旅立ち』 ☆第ニ話☆


『やっ、やめろぉぉーーー!』
体を起こし いつもそばにある剣をとってかまえた・・・
しかし、まわりには何もない 静かな闇があるだけだ
『夢・・・か、 嫌な夢だな 最悪な気分だぜ クソッ!
またアイツの顔を思い出しちまった・・・彼女をオレの目の前で
殺したアイツの顔を・・・・・まあ、当然かアイツを探してここまで
来たようなもんだからな  自分にとっての腕だめしと思って
来たつもりだが それは自分に対してのいい訳なのかもしれないな』
そう呟き、もう一度闇に身を任せ目を閉じた

朝になり少し気分も晴れ ダンジョンに行く用意をして
  さっそくダンジョンに向かう・・・途中何人か剣士らしき人が通っていく
『やはり、剣士が集まってるっていうのは本当らしいな・・・』
色々な武器、防具を売っている店がある、アイテムも結構充実していたが
ココの国で使える金は宿泊代に全て使ってしまっているオレには関係ない
店の商品を少し見ながらダンジョンの方に進んでいく・・・・
『おい!まちな! お前見かけねえ顔だな こっちにこい!』
オレに言われているとは気づかず そのまま進もうとしたが
突然目の前に大きな体が現われ 進行を阻んだ
『お前だよお前!無視してんじゃねえよ!殺すぞ!』

続く



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