8、かといって地獄でもない


らせつ「うらららららららららあああ!!!」

らせつが殴りまくる、だが、先ほどとは全く威力が違う。
弱めに撃っているのだ。

ドラゴンはさきほどのこともあり、らせつのみを相手にしている。
魔法の使えない魔法使いなど、数に入っていないのだろう。

U(ところが、それが命取りなんだよね)
 「時間を統べるクロノスの気まぐれを...トポルス!」

Uが空間転移の魔術を放つ。
瞬間、ドラゴンの額の剣の目の前にあらわれ、剣を引き抜く。
そう、さっきまでUの魔法を霧散させていたジェイドを埋め込んだ剣である。
長い時間、刺さっていたようで、引き抜くのにかなりの力が必要だった。

U「こん.....のおお!!」

ズボ!

血と共に剣が抜ける。
Uが竜の顔を蹴り、後ろに飛ぶ。
同時に、らせつがアッパーカットをかます。
らせつの隣に降りたUは破壊の構成を編む。

U「これさえなければもう怖かないぞ!!」

らせつ「よおし!いくか!U!!」

U「ああ!やったるさ!!」

らせつ「流派、東方不敗最終奥義ッ!」

U「死を司るハーデスの怒号を!」b
らせつ「石破! 天驚ォォ拳ェェェェん!!!!」
U「バナストォオオ!!!」

チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンンン!!!!!!

大陸を揺るがすその衝撃は.....
ドラゴンを跡形もなく吹き飛ばした。



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