14、最低と人に言われて


おくやす「ぜえはあ...ぜえはあ」

ベンリイ「ぱちぱち」

???「すまなかったな、あんた、どうやら俺達のはやとちりだったようだ」

おくやす「..ほほう、ただの勘違いで俺を焼いたり、湖で泳がせたり
ワニに食わせたりしたのか?」

ベンリイ「もう一回やってーーー♪」

おくやす「やらんわああああああ!!!」

カルア「俺の名はカルア・リキュールだ。無礼は詫びる」

おくやす「まあ、いいけどな、慣れてるし,,俺はおくやすだ」

ベンリイ「わたし、ベンリイ、よろしくね、おくやすちゃん」

おくやす(ち...ちゃん!!??)
    「...あれ?もう一人、連れがいたんだが...?」

カルア「ああ、そいつなら、あの縦穴から落ちてったぞ」

そういってその穴を指差すカルア。

おくやす「何イ!?食料は全部あいつが持ってんだぞ!?」

そういってその穴を目指して走るおくやす。

おくやす「とう!!」

カルア「あ!その穴じゃない!!」

おくやす「....え?」

時すでに遅し。Uが落ちた穴とは別の穴に落ちて行くおくやす。

カルア&ベンリイ「....」

数秒して、ゴギン!という音が聞こえる。
カルアとベンリイがその穴を見てみるが、その下には湖はない。
そのかわり、おくやすの巨体が横たわっていた。

ベンリイ「あれは,,,死んだ,,よね?」

カルア「生きてたら、怖いぞ、この高さで,,,」

ふう、とカルアがため息をつく。

カルア「ほうっては...おけんよな」

ベンリイ「...そうだよね♪」

カルアたちは、さらに下の階層を目指す事に決めた。



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