12、決して負けない
おくやす「...ん?」
U「ぶっ」
突然、おくやすが立ち止まる。
後ろを歩いていたUはそれに反応しきれず、おくやすの背中にぶつかる。
U「何だ何だ?どうした、おくやす?」
おくやす「あそこのT字路に赤い服の端が見えた...」
U「は?T字路って...どこに...」
Uはおくやすの背中を避けて、洞窟の通路を見る。
遥かかなたまで続く通路。
その果ては地平線の様にぼやけて見える。
おくやす「ほら、5キロ程、先にあるじゃん」
U「みえるかああああああああ!!!!」
おくやす「ここら辺は雑魚敵も出てこないからなあ、もしかすっと
ボスかもしれねえぜ」
U「ああ、さっきから闇の波動を感じる、その可能性は高いな」
おくやす「よし、じゃあ臨戦体制をとろうぜ、U」
U「わかった、でも、おくやす。敵がボスかどうか確認してから戦えよ?」
おくやす「ははは、なにをいうか、俺が何にでも斬りつける殺人鬼
だとでも思ったか?」
Uは至極、当然に答えた。
U「うん」
そして、、、
おくやす「..来たぞ...」
敵の先回りをして待ち伏せをする事にしたんだが...
U「...おくやす」
おくやす「?何?」
Uは表情を変えず言った。頬に汗がつたっていたりした。
U「...遺骨は空中散布希望だったよな?」
おくやす「?何を...?」
U「気をつけろ...この隠された闇の波動...伊達じゃない!」
Uの表情がこわばる。
おくやす「おい、一体、どう言う...」
瞬間、魔力の増幅を感じる!
U(ばれている!?隠れているわてらが!?)
????「バーン!!」
炎がおくやすが隠れている岩ごとおくやすを包む!!
おくやす「ぐおおおおおおお!!??」
U「!おくやすーーー!!」
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