第五話


二人は歩いている・・・そこに・・・
「ごるあああああああああああ」
「はっ!」
ストライクの投げたくないが頭に突き刺さる。
「バナストォォォ。」
レイヤも呪文でモンスターをかたずける。

「なんか多いねぇモンスター。」
「・・・」
(この娘はぁぁ)
レイヤは楽天的である・・・自分達が狙われていることが解っていないようだ。
二人は遺跡に入って宝を探していた。そして遺跡のボスを倒し遺跡から出ると入り口にはモンスターの団体さんがいた。
それをかたずけるとまた襲われる・・・
これの繰り返しそして。
がさ!
(またか・・・)
しかし出てきたのは四人の男達であった・・・
「なんだ・・・」
ストライクは安堵のため息をついた。
しかし、レイヤは脅えている。
(なんだ?)
男の一人が口を開いた・・・
「久しぶりですねぇレイヤ・・・」
「お、お父様!」
「ふふふふ・・・早く戻りなさい・・・さもないと殺しますよ・・・・・」
「何言ってんだ!自分の娘に!!」
「娘・・・?まあそうですね・・・ですが・・・あなたには関係ない。」
「何ぃ?」
「やれ!」
『はっ!』
「ちっ!」
ストライクは腰の剣を抜き男達を向かえ打つ。
ざっ!がきぃん。
剣と剣がぶつかり火花が散る!
きぃん!ずばぁ!
ストライクは一人倒すとレイヤの近くに行った。
大きい男が剣を振りかぶる!
ずばぁ!
「ぐっ!」
ストライクの左腕が切られた。
スキを見せた瞬間に・・・
しかしストライクは左腕を拾うと傷口に付けた・・・
「はっ!」
ずばぁ!
二人目を倒した。
「ほう?・・・不死身・・・ですか・・・くくくくく・・・・・かぁ!!」
「ぐっ!?」
「金縛りをかけました・・・レイヤは助けたいのなら東にある私の塔に来なさい。」
三人目の男がレイヤを抱き抱えている。
「さらばです。」
そう言うと消えてしまった。
レイヤを抱いている男は背中に羽が生えていた・・・そして飛さっていった。
ほどなく金縛りがとけて・・・
「キメラ・・・か・・・あいつこの世界を狂わせる気か・・・?・・・」
ストライクの瞳には闇がやどっていた・・・



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