第三話


「ふう~。」
男が一人・・・ストライクはため息をついた。
ゆっくりと歩きだす。
今から宿をとればまだ日暮れまでには間に合う。
考え事をしながら歩く。
(呪いは解けるかな・・・あと金・・・どうしよう。)
(・・・金ないのか?)
シャドウが聞く。
(おう)
どんっ!!!
「おうおうおう、にいちゃん何処見て歩いてんだぁ?」
「ん?おっと考え事してたんでな、すまんな。」
「へ!すまんですんだら軍隊はいらねぇ!有り金ぜんぶ置いてきな!!!」
(はぁ~都会は物騒だな・・・)
ここはソルニアにはほど遠いがかなりの大きな街である。
『ぶう~ん』
ごろつきはなぐりかかってきた、力ずくである。
(やれやれ。)
ストライクは臨戦体制をとる。
そこに・・・
「バーン」
どお~ん。
「ひ、ひえ~~~」
ごろつきはふっとんだ・・・いやふっとばされた。
「や、君あぶなかったね。」
15~6才くらいの女の声がした。



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